「オフロードバイクで出発だ。
道なき道を突っ走る。
俺の走った軌跡が道になる。
だから、俺はオフロードバイクが好きだ。
山あり、谷あり、川あり、海あり。
どこまでも走り抜けていく!」
ライダーNに、走れない道はなかった。
Nはどんな障害も物ともせず、立ち向かった。
トップレベルの技と、強靭な精神を身につけたライダー。
それがNだ。
「俺はどんな道だって自由に走る!」
彼は今日もとにかく突っ走る……。
◇
そんな調子で、Nは道のない道も、道のある道も走った。
もちろん、公道も……。
Nは、信号、速度制限、進入禁止など、道路交通法をすべて無視して突っ走った。
「俺に走れない道はない――――」
――Nは今日も、パトカーに追いかけられていた。
彼の目指す理想の走り方は最も平坦な道ではなかった……。
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