山、山、山


21世紀に入り、各地で地殻変動が起こり、山が出現した。

山ができた後、また山ができた。

そして、山だらけの状態になっていた。

しつこいようだが、どこを見ても山、山、山だった。

平野はなくなり、川もなくなり、海もなくなり、とにかく地上にあるものは、すべて山になった。

その山が出現し、山になっていく過程で、地上の生き物すべてが……

山に押しつぶされたり、山に埋められたり、山に燃やされたり、山に何々されたり……

そんな状態になった。

もう、地球は山づくし。
山のオンパレードだ。

そんなすごい、究極の天変地異が地球にやってきてしまった……

結局、長々とここまで文字を使って表現してきたが、

つまるところ、人類は……

滅亡した。

簡単に言えば、生きとし生けるものすべてが……

消失した。

滅んだ。

そんな山が出現する大惨事が、地球上で数億年間も続いた。

山、山、山。

そして、山がやっとできなくなったとき、

地球に静寂が訪れた……

そんな静寂の中、

「ニャー」

ネコが鳴いた。

「なんでぇーーー」

もし、ほかに生物がいたら、そう言っただろう。

「なんでぇーーー」

でも、ここにはネコしかいない。

だから、

「ニャー」

なのだ。

「訳が分からんぞ」

と文句すらない。

あるのは「ニャー」だけだ…

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